世界のクイズ情報(5)JWQC/YWQC直前!世界の強豪ジュニア/ユースクイズプレイヤー紹介

 お久しぶりです。worldquizinfoです。今月16日に18歳以下を対象としたJWQCおよび19歳から22歳が対象のYWQCが開催されます。というわけで、今回は22歳以下の注目プレイヤーを紹介します。なお、これらのプレイヤーが必ずしもJWQCまたはYWQCに参加するとは限りませんのでご了承ください。

 


[アメリカ]
Jakob Myers
 2017年、クイズの世界大会・WQCにおいて高校生ながら2880人中19位に入るという快挙を成し遂げ、同年のJWQCでは105点中100点という圧倒的な得点で優勝を果たした。クイズボウルにおいても、HSNCT(高校クイズボウル全米大会)で個人による史上最高得点記録を更新し、ICT(大学クイズボウルNo. 1決定戦)で1年生ながらオールスターに選ばれるなど現在進行形で歴史に名を残し続けている。他にも
• International History Bee優勝

• NASAT(州対抗クイズボウル全米大会)2連覇
• 2016-17 HSQBRank All World Team Player of the Year
• 2017 National High School Player of the Year
• International Geography Beeアメリカ大会優勝
• 国際地理オリンピック銀メダル
• WQC20歳以下世界一(2年連続)
など数え切れないほどの実績がある。ミシガン州立大学(厚切りジェイソンの母校)在学中。

 

William Golden
 WQC 2018でJakob Myersに次いで20歳以下2位に入った実力者。HSNCTの個人成績は1664人中11位という全米を代表する高校生クイズボウラー。ジェームズ・E・テイラー高校在学中。

 

 

[クロアチア]
Fabijan Čorak
 WQC 2016で20歳以下5位、そして昨年9月に行われた第1回Quizzing 101では2位に11点差をつけてユース部門1位に輝いたクロアチアクイズ界のホープ。クイズ番組への出演経験もある。国際地理オリンピック金メダリスト。ザグレブ大学在学中。

 

 

[日本]
千葉遼太郎
 WQC 2018で20歳以下3位。第1回Quizzing 101でジュニア部門1位。科学への造詣が深く、2017年の日本数学オリンピックにおける中学生として唯一の優秀賞、翌年の「数学マニア王決定戦」での数々の理系大学生を抑えた1位に加え、物理チャレンジや日本情報オリンピックなどでも活躍している。筑波大学附属駒場高校在学中。

 

大治有人
 JWQC 2017で日本トップ・世界18位。Quizzing 101でも好成績を残している。サンモールインターナショナルスクール在学時にInternational History Bee & Bowlへの出場経験があり、テレビ朝日系列のクイズ番組『Qさま!!』に出演したこともある。大阪大学在学中。

 

 

[インド]
Aryaman Dubey
 JWQC 2017で6位。Quizzing 101のユース部門で複数回1位を獲得している。Delhi Public School, R. K. PuramではQuizzing Clubに所属して地元インドのクイズ大会に出場していた。香港大学在学中。

 

Manan Gupta
 JWQC 2017で3位。Aryaman Dubeyと同じく高校までデリーでクイズをしており、現在は香港大学に在学している。

 

 

 いかがでしたでしょうか。欧米勢の強さも必見ですが、日本勢やインド勢の活躍にも期待したいですね。ちなみに、当日(2月16日)イギリスではOxford Open Tournamentというクイズボウル大会が開かれるため、イギリスのクイザーのエントリーは伸びにくいかもしれません。一方、JWQCの得点がエストニアの学校対抗クイズ大会に利用されることがアナウンスされているため、エストニアから多くの学生が参加すると予想されます。というわけで今年のJWQCとYWQCは全く結果が読めません。当日を楽しみに待ちましょう!