International Quizzing association(IQA)は、全世界の人が参加できるクイズ大会を開催し、各国にクイズ団体を設立・支援することを目的に設置された団体です。 イギリスのJane Allenを代表(マネージング・ディレクター)とし、各地区を担当する理事(ディレクター)がいます。
私たちJapan Quizzing Association(JQA)は、IQAの日本支部として、クイズ文化の普及活動や、WQC・JWQCなどIQAが主催するクイズの世界大会の日本における運営を行っています。
今回は、IQAが主催するクイズ大会を紹介します。IQAのウェブサイト(http://quizzing.com/)もあわせてごらんください。
【World Quizzing Championships(WQC)】
240問のペーパークイズの成績を競う、クイズの世界選手権です。世界各国に設置される会場で、各国の言語で参加することができます。前回は45か国から、約3,000人が参加しました。
2003年から毎年開催されており、2017年からは日本でも会場が設けられています(その際の結果はこちら)。
今年のWQCは6月2日に開催され、日本には全8会場が置かれます。エントリーはこちらで受付中で、5月28日までお申し込みいただけます。定員に達した会場はそれより前に締め切る場合がございますので、参加を検討されている方はお早めにお申し込みください。
【European Quizzing Championships(EQC)】
毎年異なるヨーロッパの都市で3日間にわたり開催される大会で、今年は11月9日~11日にイタリアのベニスで開催されます。WQCと異なり出題は英語のみ(ただし、その言語の話者が3人以上参加する場合は母国語で回答可)、会場も各年1か所です。
個人戦、2人で組むペア戦、4人以下で組むチーム戦(国別対抗戦とクラブ別対抗戦)が行われます。
【Junior World Quizzing Championships(JWQC)】
大会当日に19歳未満であることが参加条件の、WQCのジュニア版大会です。120問のペーパークイズの成績を競います。前回(2017年)は16か国から約600人が参加しました。日本でも8会場で開催いたしました。日本大会の結果はこちら。
今年の開催情報につきましては、本ブログおよびJQAのツイッターで告知いたします。なお今年の日本大会は、12会場程度で開催予定です。
【International Quiz Circuit】
100問のペーパークイズの成績を競う、毎月(ただし、WQCが開催される6月以外に)行われる大会です。
WQC等の国際大会と合わせたシーズン(3月~翌年2月)の成績により、International Grand Master (IGM)、International Master (IM)、 International Candidate Master (ICM)、International Sage (IS)などの国際認定を受けることができます。
JQAは、2019年3月開始のシーズンから日本会場を設置することを予定しています。
【UK Quiz Circuit】
240問のペーパークイズの成績を競う大会です。イギリスの各都市の会場で開催されます。
EQCと合わせたシーズン(9月~翌年8月)の成績により、Grand Master、Master、Candidate Master、Sageなどに認定されます。
【The Americas Quiz Circuit】
240問のペーパークイズの成績を競う大会です。今年から開催されている比較的新しい大会です。
アメリカの各都市の会場で参加できるほか、アメリカ国外に設置された会場でも参加することができます。シーズン(3月~翌年2月。2018年のみ3月~8月)の成績により、Grand Master、Master、Candidate Master、Sageなどに認定されます。
なお、International Quiz Circuit、UK Quiz Circuit、The Americas Quiz Circuitの成績は個別に計算され、認定も各大会ごとに行われます。
IQAはこれらの主催大会の開催情報や、結果報告を記載したNewsletterをおよそ月1回のペースで発行しています。毎号5問のクイズが出題されており、JQAのツイッターアカウントでも日本語訳した問題を紹介しています。
Newsletterは誰でも無料で読むことができます。受信先を登録した場合は毎月自動的に配信されますが、登録せずにIQAのホームページから見ることも可能です。
なお、過去の記事はこちらにまとまっています。
IQA主催のクイズ大会の過去問はこちらで販売されています。多くは英語の問題ですが、WQC2017とJWQC2017には日本語版もあります。購入方法が分かりづらい場合は、日本語の説明ページもご参照ください。